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かみたに

Author:かみたに
読んでいただいて有り難うございます。
兵庫県宝塚市でかみたに接骨院の院長をしています。

背中の痛み 肩こり(まとめ)

最近、「背中が痛い」「肩がこる」と悩まれる方が多いので、まとめてみたいと思います。
原因、対策、施術内容、合併症などをまとめます
(内容的に、今後 加筆・修正することとします)。


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原因、対策、施術内容


「背中の痛み」「肩こり」の原因は多岐にわたり、絞り込むことが困難な場合が多いですが、“かみたに”が考える 原因10項目を以下に示します。

●成長期からの緊張癖・過敏性[首筋・背骨周辺の緊張]
●精神的ストレス/脱力できない[腋(脇)の緊張]
●骨盤の姿勢・歪み
●妊婦の方
●肉体労働(荷物を持つ)/赤ちゃんを抱っこする
●交通事故による むちうち
●頚椎ヘルニア/靭帯骨化症
●心臓(循環器)の不調
●呼吸器の不調
●他の胸部・背部周辺の疾患



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●成長期からの緊張癖・過敏性[首筋・背骨周辺の緊張]


女性の方で「小中学生の頃から肩こりがある」という方に結構多いのが このケースです。

ここからは想像でしかありませんが、成長期に身長が急激に大きくなることが原因のひとつかな と考えています。

成長と共に 重量が大きい頭の位置が 急激に高い位置に上がってゆくわけですが、遊びや運動を通して 土台である骨盤や下半身の筋力・バランス能力が 十分に発育しないと、上半身が不安定になったり 前後左右の不均衡が生じます。
その不安定さやアンバランスを、背中や首の筋肉がなんとか踏ん張って支持しないといけない緊張状態が続き、肩こりをもたらす緊張癖が確立されてゆくのかもしれません。

また 別の原因として、中学生の頃の 成長痛や生理痛などが始まった際に、背中の張りや鈍痛についても過敏になり、ある種のimprinting(刷り込み)が神経系統に なされるではないかと考えます。

施術は、筋肉調整手技や運動療法を行ったり、症状に合わせて 呼吸法、メディテーション(瞑想)、イメージ・トレーニングなどをアレンジします。
 


●精神的ストレス/脱力できない[腋(脇)の緊張]


1日のデスクワークが長い方や 精神的ストレスが大きい方の場合、背中・肩に力が入ったり 腋(脇)をしめる癖があり、「脱力してください」とお願いしてもスムーズにできない方がいらっしゃいます。

この癖によって 「肩こり」「背中の痛み」を発生させるメカニズムが以下のとおりです。

肩甲骨に付着している筋肉として以下のものがあります。
(1) 首筋の筋肉(胸鎖乳突筋など)
(2) 腋の筋肉(小円筋など)
(3) 背骨や肋骨との間の筋肉(菱形筋など)

上述の力を入れる癖によって(2)と(3)が緊張して 肩甲骨の動きが制限されます。

それに伴って(1)の首筋の筋肉の伸び縮みが しにくくなるので、凝りが発生したり 血行が悪くなったりします。

施術は上記の「成長期からの緊張癖」と同様です。
 


●骨盤の姿勢・歪み


土台である骨盤が前傾/後傾などの傾斜をもっていたり、歪みがある場合、それに対して上半身で重心バランスを補正しなければなりません。
これは上述の「成長期」の項でも一部説明しましたが、どんな年代でも起こる可能性があります。

この骨盤の姿勢・歪みの結果、背中・首筋の筋肉が緊張して保持することとなり、肩こりや背中の痛みが生じます。

施術は、筋肉調整手技や運動療法を行い、必要であれば矯正します(※矯正は痛くありません)。
 


●妊婦の方


前述のような骨盤の姿勢変動については、妊婦さんの場合 ほとんどの方が骨盤前傾し お腹が大きくなるという変化が起こります。
その骨盤前傾に伴って 上半身が前傾しないように起こさないといけないので、背中の緊張が生まれ 首筋の張りにも発展する方が多いです。

予定日が近づくにつれて症状が強くなりますが、施術は筋肉調整手技と、ある程度 動ける場合は できる範囲での運動療法となります(ただし 極力運動療法はしません)。
もちろん、お腹に負担がかからない 横向きで寝る姿勢や、上向き(仰向き)では膝を立てた(曲げた)姿勢で施術します。

身重の体になると、あちこちしんどくて 具体的に どこが痛いのか わからなくなっている方が多いようですので、背中を押すと「そんなとこが張ってるんだ」と気づかれます。
背中が ほぐれると ずいぶん楽になるようで、好評をいただいています。

腰痛とか背中の不調があると、お腹の赤ちゃんへの胎盤循環による栄養にも影響しますので、身重の体だとは思いますが循環改善する施術をお勧めしています。

妊婦さんで腰や臀部にも鈍痛があるという方は、「坐骨神経痛と言いたくない神経伝達の不調」を ご参照ください。
 


●肉体労働(荷物を持つ)/赤ちゃんを抱っこする


前述の 「精神的ストレス/脱力できない[腋(脇)の緊張]」 と同じ理屈ですが、荷物を引き寄せたり、赤ちゃんを抱っこしたりする動作では腋に力を入れますので、前述と同様にして症状が発生します。

施術は、筋肉調整手技や運動療法を行います。
腋の運動では「少し痛いけど気持ちいい」とおっしゃいます(もちろん 無理はしません。 痛くない場合もあります)。
 


●交通事故による むちうち


交通事故の中の追突事故(おかま事故)などにより 首・背中に衝撃が加わり、その後 ジクジク/ピリピリした痛みが生じます。
それ以外にも、交通事故の場合、後述の「波及/合併する症状」のように、様々な症状が現れ易いです。

また、過去に交通事故のむちうちなどを受傷して、その後の治療が十分でなかったために 後遺症として首・背中がこり易くなったり、張りがひどいまま残っている方も結構いらっしゃいます。

施術は上記の「成長期からの緊張癖」と同様ですが、事故当初は患部を押すと すごく痛く感じる状態ですので、その方の状態や経過に併せて 施術内容をアレンジします。
 


●頚椎ヘルニア/靭帯骨化症


指や腕にビリビリとした強いシビレを感じる場合は、ヘルニアや靭帯骨化症などの程度が重篤なので、MRIなどの検査を受けていただきます。
シビレが軽度の場合は施術により軽減する場合があります。
 


●心臓(循環器)の不調


背中の強い張りと不整脈・高血圧などの心臓の不調が共に生じている場合は、循環器の検査を薦めます。
いっぽうで、施術により自律神経系が改善して高血圧が下がり、お薬を軽めのものに変更したという方もいらっしゃいます。
 


●呼吸器の不調


喘息やアレルギーや風邪などにより 咳や くしゃみがひどい場合、肋骨を動かす筋肉を過度に使いますので、その結果 背中の強い張りが出ます。

施術は、筋肉調整手技や運動療法を行います。
「呼吸が楽になった」「鼻づまりが無くなった」などとおっしゃいます。
 


●他の胸部・背部周辺の疾患


背中の痛み・肩こりの施術は、毎年の定期健康診断にて問題がないことが基本です。
胸部・背部周辺の疾患が背中の張りに与える影響が無いことを確認します。

例えば、胃の調子が悪い方は みぞおち の反対側の背中の張りが出ます。
また、背中の硬さがあった方で検査をお勧めしたら、膵臓の異常がみつかった方もいらっしゃいました。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
普段の生活での注意点


当店において 肩こりで お悩みの方にお伝えすることは、

「自分で しょっちゅう さすったり 揉んだりしないでください。 凝りが気になる時はストレッチとか体操とかしてください。 人に揉んでもらったり 15分程度のマッサージ機にかかるのは okです。 無理難題を言いますが 頑張りましょう〜」


と説明します。

経験則による“かみたに”の考えであり、科学的に証明されてないと思います。

肩こりを例に 身体反応のフローを説明しますと、


①身体 【首・肩の筋肉が凝った状態となる

②感覚神経 【筋肉の凝った状態を感知し脳へ伝える

③脳 【首・肩が凝っていることを認識し 手で揉む動作を考える

④脳 【手に対して 首・肩を揉むように命令を出力

⑤運動神経 【揉む動作の信号を 脳から手へ伝達

⑥身体 【手が首・肩を揉む

⑦感覚神経 【首・肩が揉まれている状態を感知し脳へ伝える

⑧脳 【首・肩の 揉まれている程度が適当であるかを認識し 次の揉む動作を考える

⑨脳 【手に対して 揉む箇所を変更したり 強さを強くしたりするよう命令を出力

⑤へ

⑤〜⑨のように、「首・肩 → 神経 → 脳 → 神経 → 手 → 首・肩」と、closed-loop制御(閉ループ制御。feedback制御)になっていると、肩こりの不調がエスカレートすると考えます。

慢性的な肩こりの人は、このclosed-loopの経路を常にビンビンと興奮状態(exite)にさせることによって(しょっちゅう さすったり揉んだりすることによって)、ちょっとの凝りでも反応するように 感度が上がってしまうのではないでしょうか。

そして、背中にある自律神経節も影響を受けて、循環器系(血圧 etc)や 胃腸や 体温調節(冷え性 etc)の不調をもたらすと考えます。 (胸椎の硬さがある人に高血圧が多い etc)

したがって、前述の 「人に揉んでもらう/マッサージ機」の場合は、closed(閉じた状態)ではなく openであり、肩こりを気にしない人であれば慢性化しない傾向です。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
波及/合併する症状



「背中の痛み」「肩こり」の患者さんが、併せて発症する症状を以下に示します。
多くは施術により緩和・改善されます。


◇◇◇◇◇
疾患など


●頭痛・片頭痛(偏頭痛)
●めまい
めまいについては、耳石など耳固有の問題もありますので、「めまい外来」を扱う専門医や耳鼻科の診断を受けることを お奨めしています。改善につながる情報が早く得られますので。
●吐き気
●ストレートネック
●寝違え
●不眠症・寝つきの悪さ・眠りが浅い・目が覚める
●線維筋痛症
●側弯症(側彎症)
●五十肩・四十肩
●滑液包炎


◇◇◇◇◇
身体的不調など


[頭部]
●頭皮のコリ
●眼の奥の痛み。眼がショボショボする
●こめかみの痛み
●耳に水が入っているようにボワーンとした感覚がある
●奥歯の痛み(下側のアゴの奥歯が「キーン」と痛む)

[首・背中]
●呼吸の違和感/息が詰まる
●交通事故のむちうち

[腕・指]
●腕(上腕、前腕)の鈍痛・シビレ
●肘の鈍痛
●指のシビレ


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かみたに接骨院の場所・お問い合わせ先

兵庫県宝塚市伊孑志(いそし)3-15-54 宝塚泉北相互ビル1階
「宝塚市役所前」交差点近くにあります。
0797-77-5576
kamitanisekkotu@yahoo.co.jp
友だち追加(LINE@でも予約できます)
阪急電車 逆瀬川駅より徒歩10分。


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★症状など

■頭、首■
頭痛.眼精疲労(目の奥の痛み.目がしょぼしょぼする).めまい.耳鳴り.突発性難聴.奥歯が浮くような.むち打ち.ストレートネック. 顎関節症.
■体幹■
肩こり.呼吸の違和感,息が詰まるような.背中が張る,背中に鉛が入ったよう.背骨の彎曲(弯曲),前彎(前弯),後彎(後弯).四十肩,五十肩.ぎっくり腰.椎間板ヘルニア.分離症,すべり症,分離すべり症.股関節痛,足のつけ根の痛み,鼠径部痛(グロインペイン症候群).骨盤の歪み. 排尿障害.胸郭出口症候群.頚肩腕症候群(頸肩腕症候群).頚肋症候群(頸肋症候群).斜角筋症候群.肋鎖症候群.過外転症候群.
■上肢(腕)■
肘内障.手根管症候群.腱鞘炎.
■下肢(足)■
O脚,X脚.腸脛靭帯炎.十字靭帯損傷.オスグッド・シュラッター病.腓骨神経麻痺.シンスプリント(脛骨骨膜炎).アキレス腱周囲炎.足根管症候群.甲高.扁平足.中足骨頭部痛.外反母趾.
■全身的症状など■
スポーツ傷害(実績 … カヌー,空手,競輪,剣道,サッカー,ソフトボール,柔道,卓球,ダンス,チアリーダー,チアリーディング,テニス,トライアスロン,バスケットボール,バドミントン,バレーボール,フットボール,マラソン,野球,ラグビー,ラクロス,陸上競技).吐き気.不眠(寝つきが悪い,眠りが浅い).自律神経失調.線維筋痛症(FMS).血行不良,冷え性,むくみ(はれ).関節の変形(変形性関節症,関節形成不全).関節痛.しびれ,麻痺(まひ).神経痛,坐骨神経痛.痙攣,こむらがえり,つる.便秘.骨端症.筋膜炎.筋筋膜性疼痛症候群(MPS).だる痛い,痛だるい,鈍痛,重だるい.捻挫,脱臼,打撲,挫傷(肉離れ).


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★施術方法など

●ツボ押し.もみほぐし.指圧.矯正(骨盤矯正).運動療法.リハビリ,脳梗塞後リハビリ,脊椎損傷後リハビリ.
●整骨院.整体.
●コンディショニング
●健康保険.損害保険.労災保険(労働者災害補償保険).
●リラクゼーション.ヘッド・マッサージ.
●トリガーポイント療法.筋膜リリース.テーピング(キネシオ).AKA.
●ウォーターベッド型マッサージ機(水圧).EMS;神経筋電気刺激療法器.微弱電流治療器.
●宝塚市伊孑志.阪急今津線逆瀬川駅.末広中央公園.宝塚市役所.芦屋市.尼崎市.伊丹市.川西市.神戸市.篠山市.三田市.西宮市.
●出張マッサージ.出張リハビリ.パーソナル・トレーナー.クイック・マッサージ.


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★ぎっくり腰の痛みを軽減する動き方

寝た姿勢や座った姿勢から起き上がろうとする時の痛みを、やわらげる動作手順があります(詳細はご来店時に)。


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★交通事故の治療のキーポイント

●事故後数日間の対応と早期回復
●加害者側との交渉
●治療期間
●弁護士・慰謝料
●不眠症・トラウマ
●通院先の変更
●むち打ちの治癒経過
(2017.03.01)
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